カテゴリー: 王の女たち～もうひとつの項羽と劉邦

蕭輝は楽のもとを訪れて、雲狂の夢がこめられた自筆の書を渡すと、楽はようやく王宮へ戻る決心をした。

ついに雲狂軍と海天軍の戦が始まった。だが雲狂は部下をすべて失い、崖の上へと追い詰められる。

楽と妙戈がそれぞれ敵陣に拘束された。海天は悩んだあげく、雲狂に竹簡を送り人質の交換を提案する。

雲狂に連れられて、楽は宮殿へやって来た。再会した妙戈からは、しばらく居てほしいと頼まれる。

妾として海家に入った喜冰だが、新婚初夜でも海天に相手にされなかった。

妙戈の前に街で会った仮面の男が現れる。羅豊の姿をした男は自分の苦しみを妙戈に分からせて立ち去った。

妙戈は、愛していた羅豊の誕生日に巫女を呼んで法事を行い、死者と会うための術を聞き出す。

隠居していた銭忠が朝議に戻ってきた。匈奴との戦のため、雲狂が自ら出征を買って出る。

ほう万は楽と雲狂が密通していると言うと、妻を疑われたことで海天が怒りを露わにした。

夫の後を追い、楽も宮殿に駆けつける。再会した蕭輝に阻まれたものの、ついに雲狂の前まで行き、持っていた佩玉を渡した。