カテゴリー: 女医明妃伝

景泰７年の大晦日、祁鈺と允賢、呉皇太后と祁鎮夫婦は初めて一緒に家族団らんの時を過ごす。しかし呉皇太后が祁鎮に嫌みを言ったため激高した祁鈺が吐血し宴はお開きに。深夜、允賢が宮殿の外で雪を見ていると祁鎮が現れ･･･

エセンとの交渉を終えた祁鎮が帰還する頃祁鈺は吐血し倒れ、胃炎との診断が下されるが汪皇后が允賢に飲ませようとした金剛石の粉を祁鈺が飲んでしまったことが原因だと判り･･･

允賢の懐妊に喜びを隠せない祁鈺だったが、允賢から”舟を沈め、私を殺そうとするのは皇后しかいない”と聞かされ首謀者の捜査を命じ･･･

都で疫病がはやり始め宦官にも感染者が出たため、祁鈺は汪皇后や呉皇太后とともに宮中の池に浮かぶ小島へ避難する。謹慎中の允賢も島に向かうが･･･

祁鈺を許すことができない允賢だが”太上皇のためにも陛下と仲直りを”と侍女に忠告され、自らの気持ちを押し殺したまま従順な妻として祁鈺に仕えることを決意し･･･

祁鈺は小馬子の進言で高熱を出して寝込む允賢を見舞い、自身の非を認めて詫びた上で允賢が祖母に会いに実家へ戻ることを許可する。その頃、宮中では祁鎮の軟禁は孫皇太后の指示だという噂が流れていた･･･

祁鈺は祁鎮を軟禁する一方で允賢を貴妃として冊立することを決め、いずれは汪皇后を廃するつもりでいることをこっそり允賢に打ち明ける。それを立ち聞きした汪皇后は密かに允賢を排除しようと･･･

祁鈺は祁鎮と允賢の親しげな様子に疑惑を深め勅命を下し、允賢を宮中に迎え入れる。祁鎮の復位を阻むために呉皇太后が起こした事件を知った孫皇太后は、呉皇太后を厳しく叱責し･･･

武官の石亨は武力による政権奪取を提案するが、祁鎮は朱祁鈺が自ら譲位すると信じ、正々堂々と都入りする。目と足が不自由になっていた銭太上皇后も祁鎮のもとに駆け寄るが･･･

允賢と祁鎮は都への帰路、吹雪に巻き込まれてはぐれてしまう。允賢は倒れていたところを朝鮮からの隊商に救われ、捜索を依頼して祁鎮は九死に一生を得る。允賢はお礼に隊商の人々を医術で救い感謝され･･･