カテゴリー: 月下の恋歌

冲にとどめを刺そうとした我行の背後から何者かが襲いかかり、冲は命拾いする。助けたのは東方不敗（とうほうふはい）だった。

日月神教（じつげつしんきょう）の襲撃に備え、恒山（こうざん）派の弟子たちは剣の稽古を積む。

岳不群（がくふぐん）と闘った冲は、「育てた恩を忘れたのか」という言葉に惑わされ、殺されそうになる。

出家した身でありながら令狐冲（れいこちゅう）を慕う儀琳（ぎりん）は、耳が聞こえない掃除婦に悩みを話すのが日課となっていた。

平之とやり直すために会いに行った霊珊は、冲を攻撃しようとした平之に誤って殺されてしまう。

夫の林平之（りんへいし）に重傷を負わされた岳霊珊（がくれいさん）を令狐冲（れいこちゅう）は付きっきりで看病する。

親の仇を討った林平之（りんへいし）だが、毒を浴びて目が見えなくなってしまう。自暴自棄になった平之は妻の岳霊珊（がくれいさん）に冷たく当ってしまう。

五岳（ごがく）派の総帥選びは難航の末、剣の腕前で決めることになり、各派は平静を装いながらも殺伐とした雰囲気となっていく。

五岳（ごがく）派の創立に関する話し合いのため、各派が嵩山（すうざん）に集まる。

林平之（りんへいし）と岳霊珊（がくれいさん）の結婚の日、令狐冲（れいこちゅう）は一人でやけ酒を飲んでいた。