カテゴリー: 女医明妃伝

疫病の終息によって城門の閉鎖が解除される。允賢が観音菩薩と呼ばれて噂になっていると聞いた杭綱は、永慶庵から娘を連れ帰って軟禁する。杭綱は自分たちが譚一族だと気付かれることを恐れ･･･

黄河の水害が人為的に起こされたものだとして、朝議の場に実行犯とされる地方の役人らが引き出された。彼らの口から、首謀者は皇太后だとの証言が出たことから、皇太后は窮地に追い込まれ･･･

允賢は静慈師太から鄭斉が幼くして母を亡くしたことを聞き、鄭斉から詫びの品として贈られた鍼のお礼に鄭斉の好物を作って届ける。その頃、黄河流域では大規模な洪水が発生し、数万の住民が家を失って流民となり、その一部が永慶庵にたどり着く･･･

允賢は放免されて屋敷に戻ったが、２人を死に追いやった罪悪感から部屋にこもって読経の日々。祁鎮はお忍びで杭府を訪れ、徐侍郎が允賢への腹いせで牢の給仕係をたたき殺したと紫蘇から聞かされ･･･

徐夫人の死について最終審理が順天府で始まった。太医院の院判を務める程十三は保身のために允賢にすべての責任を押しつけようと企み、徐夫人の使用人が偽証したことで允賢の立場は危うくなり･･･

允賢は徐夫人を誤診により死に至らしめた罪で順天府の牢に入れられ、徐侍郎の差し金で病人ばかりの房に移される。允賢は囚人たちの病を治療すべく、できる限りの処置を施すが･･･

朱祁鈺は永慶庵に行き朱祁鎮と会うはずだったが、皇太后の謀を拒んだために軟禁されてしまう。允賢は徐侍郎の息子との縁談を辞退して、徐侍郎と父・杭綱を激怒させてしまう･･･

允賢は于東陽夫人の止血に成功し、静慈師太の甥・鄭斉とともに永慶庵へ戻ることに。しかし、何気ない一言で鄭斉を怒らせてしまい置き去りにされる。そこへ徐府で命を救った男が偶然通りかかり･･･

允賢は家訓で禁じられている医術で患者を救うが、父に厳しく叱責され医書を焼かれても医術への情熱は冷めずにいた。しかし允賢が処方した薬が誤っていたため、患者は体調を崩してしまい･･･

明代中期。徐侍郎の屋敷で大奥様の誕生日の祝宴が開かれるが、実は息子の嫁選びも兼ねており大勢の良家の子女が訪れていた。贈り物を届けに来た杭允賢は徐府の庭にあった鉄皮石斛という珍しい薬草を見つけると、見知らぬ男が現れ･･･