カテゴリー: 古剣奇譚～久遠の愛

屠蘇は方蘭生の玉佩を盗んだと疑われたことで邪気が強まり、気を失ってしまう。そんな屠蘇を救ってくれたのは呉捕吏だった。

天?城を離れた屠蘇は、ひょんなことから方家の令嬢で家業を切り盛りする如沁に声をかけられ、屋敷で雇われることになる。

屠蘇は強まる邪気に苦しみ焚寂剣を破壊しようとするが、紅玉に叱責され蔵経閣での写経の罰を与えられる。

禁足地で謹慎する屠蘇は、焚寂剣の邪気に支配されないよう修行に励み、ひとり自分と戦っていた。

再び剣閣に侵入した鬼面の賊を捜すため、陵越は晴雪の法術の助けを借り追跡する。

晴雪は剣客に現れた鬼面の賊から兄の気配を感じ取る。陵越たちの攻撃をかわし逃亡した鬼面の賊の侵入を許すまいと厳重に警戒する中…。

晴雪は韓雲渓を捜すが、見つけた韓雲渓は昔の面影もないただの愚鈍な若者だった。

新弟子試験の監督を任された屠蘇だったが、陵端が密かに放った姑獲鳥が志願者たちに襲いかかってしまう。

紫胤の弟子として天?城で暮らすことになった韓雲渓は、新しい名前として百里屠蘇を与えられ、兄弟子の陵越と共に日々修行に打ち込む。

烏蒙霊谷の族長である韓休寧はこれまで守り続けてきた凶剣の焚寂剣に新たに封印を加えるため、幽都より遣わされた風広陌と共に封印の儀式を行う。