カテゴリー: 月下の恋歌

岳霊珊は、自分と仲良くしているせいで林平之が兄弟子たちから嫌がらせを受けていると知る。

岳不群（がくふぐん）と夫人の寧中則（ねいちゅうそく）は、五岳（ごがく）剣派を束ねる左冷禅（されいぜん）の誕生祝いに出席するため嵩山（すうざん）へと赴く。

岳霊珊は林平之と稽古を始めるが、平之が弱すぎて物足りない。霊珊に馬鹿にされた平之は、力まかせに霊珊の唇を奪うのだった。

令狐冲（れいこちゅう）は、劉正風（りゅうせいふう）と曲洋（きょくよう）から「笑傲江湖（しょうごうこうこ）」の曲譜を託される。

異性のことを何も知らずに生きてきた尼僧の儀琳は、薬を塗ろうにも令狐冲の身体を直視することすらできず、顔を赤らめてしまう。

令狐冲（れいこちゅう）の師匠・岳不群（がくふぐん）は、尼僧の定逸（ていいつ）から弟子の儀琳（ぎりん）が冲に誘拐されたと抗議を受ける。

令狐冲は、田伯光に無理矢理酒を飲まされそうになっている儀琳を助け出す。

田伯光（でんはくこう）との闘いで傷を負った令狐冲（れいこちゅう）は、董方伯（とうほうはく）と名乗る男に助けられる。

岳霊珊が男にからまれているのを見た林家の一人息子・林平之（りんへいし）は、霊珊を助けようとした勢いが余ってその男を殺してしまう。

東方不敗（とうほうふはい）を助けることに成功した令狐冲（れいこちゅう）だったが、もめ事を起こしたことを師匠に叱責され、謝罪に行かされる。