カテゴリー: さ行

祁鎮はトブハの手引きで川の水面越しに允賢と再会し、食糧を蓄えたら逃亡しようと允賢に持ちかける。後日、エセンは求婚を意味する白雁を允賢に贈るが、允賢はすぐに空に放ってしまいエセンを落胆させ･･･

元湛と逃走中に元溟から襲われた卿塵は、離境天も暗巫に襲われていると知って急ぐ。暗巫との戦いの最中、鳳衍が兵を率いて巫族を捕らえに来る。元湛の身も危ないと感じた卿塵は･･･

元凌は木頦沙が梁国と通じていると気づき、敵に情報が漏れたことを逆手に取って先に洮陽を奪回することを決意する。元澈は元凌の作戦に従い、洮陽の城内にいる梁兵に向かって挑発を続け･･･

落ち込む卿塵を慰める元湛を物陰から窺っていた元凌は、元湛の誠実な言葉を聞き彼を信じてみようと思い始める。そんな中、梁軍が阿柴族を急襲し2つの城が奪われ･･･

皇太子を推挙した奏状が集まる中、すべての朝臣が元湛を支持していると知った元安は不快感を覚える。一方、元湛は手に入れた霊石を卿塵に渡す。婚礼当日、蕭続の放った刺客が朶霞を襲うが･･･

元安から卿塵の命と引き換えに、朶霞を娶るよう脅された元凌。朶霞と梁国を倒した後に離縁すると密約していたため、怒りを隠し阿柴族との婚姻を承諾する。元凌を屈服させた元安は･･･

玉の輪により卿塵の痛みを代わりに引き受ける元凌。彼女のことを想いながら激しい苦痛に耐える。一方、元漓から霊石を集めねば卿塵の命に危険があると聞いた元湛は･･･

雷に打たれたエセンを助けるため允賢は捨て身の治療を施す。無事に一命を取りとめたエセンは北京への侵攻が失敗だったことを悟り、允賢や祁鎮を人質にしたままオイラトへと撤退する･･･

九死に一生を得た祁鎮を連れてオイラト軍は殺戮と略奪を繰り返しながら北京城に到達する。祁鎮は明の民や兵士の苦難を目の当たりにし、ようやく生への意欲を取り戻し･･･

ハーンがエセンの不在に乗じて宴を開き、祁鎮の目の前で允賢を意のままにしようとする。允賢は屈辱より死を選ぼうと自分の喉に刀を当て、宴席は騒然となるが･･･