カテゴリー: さ行

祁鈺は祁鎮を軟禁する一方で允賢を貴妃として冊立することを決め、いずれは汪皇后を廃するつもりでいることをこっそり允賢に打ち明ける。それを立ち聞きした汪皇后は密かに允賢を排除しようと･･･

祁鈺は祁鎮と允賢の親しげな様子に疑惑を深め勅命を下し、允賢を宮中に迎え入れる。祁鎮の復位を阻むために呉皇太后が起こした事件を知った孫皇太后は、呉皇太后を厳しく叱責し･･･

武官の石亨は武力による政権奪取を提案するが、祁鎮は朱祁鈺が自ら譲位すると信じ、正々堂々と都入りする。目と足が不自由になっていた銭太上皇后も祁鎮のもとに駆け寄るが･･･

元湛と元漓は卿塵の命を助けるために、巫術を使って卿塵と莫不平の姿になり牢獄で入れ替わる。同じ頃、朶霞は難局を打開すべく、単身で木頦沙の元を訪れて、彼との婚姻を条件に兵を退くように取引を持ちかけ･･･

元凌らに兵糧を届けるために元灝の率いる補給部隊が迫っていた。それを知った蕭続は、彼を生け捕りにしようと廃墟に足止めし包囲する。その頃、莫不平を捕らえた元溟は元凌と元湛を追及するよう再び訴えるが･･･

卿塵は元安の追及を受けるも毅然と対峙する。元溟は、元湛と卿塵が結託していると糾弾し、罰するよう訴えるが元安に退けられてしまう。一方、朶霞は八大部族長たちの説得を試みるが思うようにいかず･･･

允賢と祁鎮は都への帰路、吹雪に巻き込まれてはぐれてしまう。允賢は倒れていたところを朝鮮からの隊商に救われ、捜索を依頼して祁鎮は九死に一生を得る。允賢はお礼に隊商の人々を医術で救い感謝され･･･

エセンは允賢が逃亡を企てていると知り、助言を求めラマ寺の大師を訪ねる。エセンは帰りに允賢の幕舎に行き、日の出を見に行こうと誘う。エセンは本気で自分に嫁ぐ気があるのか尋ねると、允賢は”そのためにオイラトに残った”と答え･･･

朱祁鎮たちは雪の中逃亡をするが、オイラトの追っ手に捕まってしまう。エセンは怒りをあらわにして祁鎮を八つ裂きにしようとするが、杭允賢の涙ながらの訴えに心折れ･･･

エセンを怒らせた允賢は砂金の採集場に送られ重労働を強いられて、厳しい寒さに耐える日々だったが捕虜営では祁鎮を中心に明兵が団結力を深めていた･･･