カテゴリー: 武則天 秘史

月日は流れ、皇帝と媚娘は子供達と穏やかな日々を過ごしていた。長男の弘は無事に成人し…。

許敬宗は媚娘に太子洗馬の韋季方と監察御史の李巣に共謀の疑いがあることを利用し…。

李義府と許敬宗は自らの出世の為に媚娘と皇帝が疎ましく感じている老臣、カンエンと来済に濡れ衣を着せ…。

廃皇后と廃淑妃が処刑された事を知り、廃皇后の養子になった陳王の実母は、陳王が廃皇后と同様に媚娘に始末される事を恐れ…。

ある日、媚娘の息子である弘の具合が悪くなる。典医を呼び薬を処方してもらうが、弘は中毒症状を起こしてしまう。

皇后の座を手に入れた媚娘は政を補佐するようになる。しかし、そのせいで皇帝とはすれ違いの生活を送るように…。

昭儀を支持する李義府や許敬宗は王皇后を廃妃し、昭儀の立后を上奏する。

昭儀の存在を疎ましく感じる皇后と蕭淑妃は、昭儀とその子供達を呪い殺そうとする。

三人目の子供を身籠った昭儀は、妊娠中に皇帝の関心が離れるのを恐れ、身重の体でありながら…。

皇后を庇うと見せかけ、公主殺しを皇后の過失に仕立てた昭儀は皇帝や重臣からの信頼を確実なものにする。